
新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中のご厚情に心より御礼申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年2025年は、AIが企業活動の中核を担い始め、デジタル変革が「競争力の源泉」へと、その位置づけを大きく変えた一年となりました。企業は最新のテクノロジー導入に巨額の投資を続けていますが、同時に、テクノロジー導入後の「定着」と「価値創出」という、より困難な壁に直面しています。
こうした背景から、国内ではデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)の重要性が一段と高まりました。アイ・ティ・アール(ITR)の調査では、2024年度のDAP市場は前年比66.0%増と急拡大し、今後も継続的な成長が予測されています。そのような中で、多くのお客様が「人を中心としたDX」への取り組みにWalkMeをご活用くださいました。
昨年7月に開催した「DAP Summit 2025」では、「脱・DX迷宮 〜DAPは、DX成功のラストピース」をテーマに、国内外の先進事例や専門家の知見をご紹介し、大盛況のうちに幕を閉じることができました。2回目の開催となった本Summitは、国内におけるDAPの可能性を広げ、企業のDXの進むべき方向性を指し示す場として着実に存在感を高めています。
今後も、急速に変化する市場に対し、私たちが率先してリードし、新たな価値創出の道筋を示していくことが重要であると考えています。
新体制で開く「新たな扉」とAI時代の展望
WalkMe株式会社は昨年、新カントリーマネージャーとして私、野田 亮が就任し、新たな一歩を踏み出しました。2019年の日本法人設立以来、旧体制が築き上げた盤石な基盤と市場からの信頼の上に、更なる飛躍と価値提供の「新たな扉を開く」所存です。
私たちがその扉の先に見据えるのは、「AI × マルチアプリ」のオーケストレーション(統合的な連携)が求められる世界です。企業が利用するアプリケーションが増え続け、AIエージェントが複数のSaaSや業務アプリを横断して働くようになる今、DAPは単なる操作支援の枠を超え、それらを統合的に指揮する存在へと進化します。すなわち、人とAI、そして複数のアプリケーションを有機的に繋ぐ「オーケストレーション」をDAPが担うことこそが、これからのDX成功の鍵であると考えています。
こうした変化が加速する時代において、人とテクノロジーがより調和しながら価値を生み出せる未来に向け、私たちはグローバルで培われた知見と強固な技術基盤を活かし、「人 × AI × マルチアプリ」をつなぐ存在として、日本企業のDXを次なるステージへと導いて参ります。
企業成長への貢献と2026年の抱負
WalkMeは人とシステムの間にある壁を取り払うことで、企業のDXを飛躍的に加速させます。2026年、私たちはこのミッションの下、日本市場における価値提供をさらに深化させていく所存です。
昨年以上に伴走型の支援を強化し、AI活用や業務変革に関するグローバルの最新知見を日本のお客様へ迅速にお届けするとともに、国内のユーザーコミュニティを一層活性化し、業種・領域を超えた成功事例の共有を推進いたします。
あわせて、AI×デジタルアダプションの力を備えた新しいデジタル学習体験を実現するソリューション「WalkMe Learning Arc」の提供も開始しており、アプリケーション上で、役割や状況に応じた学びの機会を提供することで、スキルギャップの解消と継続的な成長を支援してまいります。Learning Arcは、DAPが担う業務フローのアダプションと対をなし、「人とテクノロジーをつなぐ」というWalkMeのパーパスを“学び”の側面から体現する存在でもあります。
ご好評いただいた「DAP Summit」も本年開催を予定しており、DX推進に取り組む皆様が集い、学び合う場としてさらに発展させていきたいと考えております。
また、パートナー企業の皆様との連携強化を深化させ、日本全体でデジタルアダプションの裾野を広げてまいります。SAPグループの一員となったことで、得られたグローバルネットワークや技術シナジーも最大限に活用し、日本のお客様に最適化されたソリューション提供を加速いたします。
私たちは単なるツールベンダーに留まらず、お客様の変革プロジェクト全体を成功へ導くパートナーであり続けたいと願っています。そのために社員一同、「人を中心としたテクノロジー活用」という軸をぶらさず、日々イノベーションとサービス向上に努めてまいります。
結びとなりますが、WalkMe株式会社は本年もお客様、パートナー企業、コミュニティの皆様とともに、テクノロジー投資の価値最大化と人中心のDX推進に全力を尽くしてまいります。
2026年が皆様にとって変革と飛躍の年となりますよう心よりお祈り申し上げるとともに、引き続き変わらぬご支援ご指導のほどお願い申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
WalkMe株式会社
代表取締役 カントリーマネージャー
野田 亮