Robert Half社は、DEIや企業イニシアチブ、管理業務、採用、人材および業績管理、経費申請、サプライヤー支払い、調達・購買、福利厚生、給与関連タスク、そして新入社員のオンボーディングに至るまで、HCMのほぼ全領域にWalkMeを統合しました。同社のデジタルアダプション戦略は、自動化、データ整合性の維持と差異の最小化、そしてUI改善による従業員体験の向上という3つの柱に重点を置いています。
「チームメンバーの多くは定期的に発生しないタスクでシステムを使用します。そのため、主要なワークフローを自動化し、プロセス全体でガイダンスを提供することで、必要な情報にすぐアクセスし、より効率的にタスクを完了できるようにすることを目指しています」とMcQuinn氏は語ります。WalkMeのセグメンテーション機能を活用することで、Robert Halfのデジタルアダプションチームは、言語、雇用形態(時給制・月給制)、地域などの条件に応じたカスタマイズされたガイダンスを提供しています。ページ上の言語を自動検出して適切な翻訳を表示できるほか、すべてのコンテンツはメニューから常時アクセス可能で、従業員は任意のタイミングでプロセスを検索したり、言語を切り替えたりできます。
「WalkMeは、従業員ごとに見せる情報を柔軟に調整できる点が魅力です。ポリシーやプロセスが多様な人事部門にとって、この柔軟性は欠かせません。設計の自由度の高さが、私たちの大きな差別化要因になっています」とDeMott氏は語ります。従業員が誤って契約を終了するのを防ぐため、デジタルアダプションのコンテンツを利用してデフォルトのシステムボタンを非表示にし、契約を延長・キャンセル方法を明確にしたり、登録解除の意味を説明したり、選択肢を確認するように促しています。延長を選択した場合には、必要な手順が自動的に表示されます。「WalkMeを使用すると、数千人の従業員およびビジネス全体にすぐに影響を与えるソリューションをすばやく構築できます」とMcQuinn氏は述べています。
不完全な経費報告や1行だけの申請を防ぐために、提出後に「項目を追加しますか、それとも送信しますか」と確認するプロンプトを表示します。このワンクリックの介入により、ユーザーの手間を増やすことなくエラーを防ぐことができます。「WalkMeの優れた点は、ユーザーの作業を妨げることなく既知の課題を解決できるところです」とDeMott氏は語ります。さらに、WalkMeは法令遵守の支援にも活用されています。ベテラン・障害者ステータスの更新プロセスの90%以上を自動化し、迅速かつ正確な完了を促進。求人依頼作成時には給与範囲の入力を自動的に促すよう設定されています。
「採用会社として私たちは毎月何千もの求人を投稿しています。WalkMeはワークフローを妨げることなく、規制遵守を確保するためのシンプルで効果的な解決策を提供してくれました」とMcQuinn氏は締めくくりました。