AccentureはデジタルアダプションプラットフォームとしてWalkMeを採用し、自社のジャーニーアンドチェンジマネジメントセンター・オブ・エクセレンスの中に、WalkMeセンター・オブ・エクセレンスを設立しました。
「私たちがWalkMeを選んだ理由は、分析機能に優れているからです。WalkMeは、従業員がシステムやプラットフォームをどのように活用しているかについての深い洞察をくれるので、それに基づいてデータドリブンでで判断し、テクノロジーを最大限に活用できるようサポートしてくれます」と、Dugan氏は話します。
まずAccentureは、Salesforce®、Workday®、ServiceNow®などの全社向け主要アプリケーションにWalkMeを導入しました。その後、スタッフ配置や役員向けESGレポート作成など、役割別の業務フローをサポートするため、特定のカスタムアプリケーションにもWalkMeを拡大しました。現在では、60以上のアプリケーションにWalkMeを展開し、部門、事業部、地域をまたぎ最大25万人の従業員がWalkMeコンテンツを活用しています。
WalkMeは、新しいテクノロジーを導入する際に選ばれるソリューションとなっています。AccentureはSAP Fieldglassの展開時にWalkMeを活用し、従業員がスムーズに新しいシステムに移行し、素早く使いこなせるよう支援しました。「WalkMeのおかげで、新しいSAP Fieldglassユーザーが簡単にアプリに入り、すぐに使いこなして価値を生み出せるようになりました」とDugan氏は話しています。「以前なら、教育や周知活動に何週間もかかっていましたが、今では従業員がより早く使いこなせるようになり、体験も大きく向上しました。」
Accentureは、ソリューションを作る際に、ガイダンスを提供しながら、問題の発生を未然に防ぐことに力を入れています。例えば、よくある7種類の問い合わせを特定し、社員がチケットを出そうとしたときにサポートできる仕組みを作りました。社員は、チケットを作成しようとすると、まず上位の問題に関して支援が必要かを確認するプロンプトが表示されます。もし支援が必要な場合は、自力で問題を解決できるリソースへ案内され、クライアント対応に集中できるようになります。もし別のサポートが必要な場合でも、チケットが正しく振り分けされるようにWalkMeがチケットの重要な項目を自動で入力し、素早い解決のために必要な情報を全て含めてくれます。
「WalkMeは、ユーザーがより自立できるようにし、サポートチームの作業負担を減らして、優先度の高い業務に集中できるようにしました。また、チェンジマネジメントチームには、デジタルアダプション戦略を継続的に改善するためのデータと分析を提供しました」と、AccentureのグGlobal IT Journey & Change Management Center of ExcellenceのKim Arceciは述べています。「私たちがWalkMeをチケットシステムに導入したところ、チケットの40%が回避される結果となり、それにより従業員は迅速に業務に戻れるようになりました。」
さらに、チームはデジタルアダプションソリューションを活用して、複数のプラットフォームにまたがるワークフローを簡素化し、プラットフォームをつなげています。「私たちはWalkMeを、実際に強力なプロセスの完了と価値を実現するために使用しています」とDugan氏は述べています。「エンドユーザーが異なるシステムにアクセスしていることに気づかないようなワークフローを実現できており、WalkMeは従業員が最初から最後までプロセスを完了するのを助けています」
Accentureは、WalkMeの分析機能を活用して、ユーザーがプロセスのどこで離脱するのか、タスクを完了するのにどれくらい時間がかかるのか、どこでつまずくのかを特定します。これらのインサイトを分析することで、同社はターゲットを絞ったサポートを実施し、デジタルアダプション戦略を継続的に改善することができます。「WalkMeの分析機能は、どこにサポートが必要かを特定するのに役立ちます。これにより、最も影響を与える領域に集中できます」とYergin氏は述べています。
同社では、従業員が生成AI技術を「いつ・どのように活用すべきか」を理解し、社内への定着を促進するためにもWalkMeを活用しています。
たとえば、WalkMeのコンテキスト認識機能と、アプリケーションが持つ生成AIの機能を組み合わせることで、特定の生成AIソリューションの活用を促進し、AI技術をより多くの人にとって使いやすくしています。